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とにかく萌えを吐き出す為に作ったので 何も萌えが無い時は失踪するかもしれません。18歳未満閲覧禁止。

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愛のかたち 3
今回は少し短いです…
よろしければ続きからどうぞ。








「いい子ね藤田。ご褒美をあげる。」
「姫様っ!」
藤田は、その言葉を聞いた途端、獲物に襲い掛かる獣のように百合子を押し倒し、両足の間に身体を割り入れ、精液塗れの乳房に手を這わせて、乳首に吸いつく。
「んっ、ひめさま…んっ、むっ……。」
滅茶苦茶に揉み、夢中で吸い付く藤田を、百合子は、いとおしむように頭を撫で、柔らかな少しクセの入った髪に自分の指を這わした。
藤田の舌が乳首を転がすと、弾かれた様に百合子の腰がびくりと跳ねる。
「はぁっん…ん…っ」
ざらりとした舌が百合子の身体を、隅々まで舐め回していく。腹から臍、下腹部にまでくると、これからくるであろう快感を予感して、震えた。
ついに茂みを分け入って藤田の舌が蕾を探り当てる。そこを強めに舐め上げ舌先で左右に弄(なぶ)ると、下半身は痺れ、目の前が白くなっていく。
「あぁぁぁぁっ……っ」
ひときわ大きな嬌声をあげると、ビクビクと身体を強張らせた後、すぐに弛緩し荒く息を吐く。
「あぁ…姫様…いってしまわれたのですね。こんなに……中がうねっています。」
百合子の中にごつごつとした長い指が2本ぐちゅりという音と共に差し込まれる。中でぐにゅぐにゅと動かすと肉襞が絡みついてきた。
「はぁっ、ん、んあっん…あぁっ、入れて、お前が、欲しい。」
「これが…欲しいんですね…っ。」
言うと同時に指を引き抜き、百合子の膝を抱え男根を中に突き入れる。一気に最奥を穿たれて身体が弓なりに反りかえる。目の奥に火花が散り、口の端から唾液が一筋こぼれた。自分の中に何かを無理やり詰め込まれたような感覚に、一瞬息をするのを忘れる。
ゴツゴツと突き上げながら、わずかに滲み出る乳を零(こぼ)すまいと、舐めとる藤田の髪の毛を百合子は掻き回し、快感に気が狂いそうになるのを堪えている。
―― 気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい
頭の中を言葉だけがぐるぐると廻り続けた。
肉と肉がぶつかり合う音、ぐじゅぐじゅと粘膜が擦れる音と、二人の獣じみた荒い息遣いが部屋に響く。
「あぁっ、はんっ、あ、あ、イクッ、いっちゃ……ああぁぁぁっ……っ」
「ひめさま…私も……くっ、あっ、出るっ…あ、あぁっ」
百合子の爪先がピンと強張り、中に入っている藤田のモノを一層締め付けると、耐え切れなくなったのか、ごぽっと引き抜き体外へ白い液を吐き出す。
栓を失った蜜壺から愛液が流れでて尻や背中を伝っていくのが分かった。
藤田は、ぶるりと震えて精液を全て吐き出し、はぁぁと長く息をついた後、百合子の身体を拭うように舐め始める。
二人はこのまま、日付が変わるまでこうして、まぐわい続けるのだろう。
部屋の中は藤田の放ったものと男臭い体臭と、百合子の甘い体臭が混ざり合って、形容し難い濃密な匂いが充満していた。


日付も変わり、太陽が昇り始める頃、小鳥の鳴き声で目が覚めた藤田は、腕の中で未だ眠っている愛しい主を眺めた。
「姫様……。」
眠っている顔は、まだあどけなさを残していて、2人も子供を産んでいるとは思えないほど美しかった。
サクランボの様にぷっくりとした唇に軽く口づけをする。百合子はくすぐったかったのか、軽く呻ると寝返りを打って藤田に背を向けた。
白く滑らかな背中が自分を拒否しているかのように感じて、藤田は切なくなった。
愛していると言っておきながら違う男と結婚をした、という想いが何年も経っているのに未だに心に纏わりつく。こういう女々しさがいけなかったのかもしれない…。
藤田は、自嘲気味に口の形だけを変えて笑うと、逃がさないように百合子の背中を強く抱きしめた。

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