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とにかく萌えを吐き出す為に作ったので 何も萌えが無い時は失踪するかもしれません。18歳未満閲覧禁止。

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愛のかたち 2
愛のかたちの続きです。
よろしければ『続きを読む』からどうぞ。



「お前、朝呼んだときに居なかったけど、どこにいたの?」
思ったより冷たい声が出た自分に百合子は驚いた。
「…?」
藤田は最初なんの事を言われているのか分からなかった。
それも無理はない。
百合子はその後、再度藤田を呼ぶことはしなかったし、特に注意もしなかったのだから。
「姫様が…私を…?」
何か思い当たったのか弾かれた様に突然百合子の上から身体を退けると、額を畳に擦りつけ土下座をした。
「も、申し訳ございません!私をお呼びくださった事に気づかぬなどと、なんたる失態…!。」
百合子は肌蹴た胸元を隠さずに身を起こして藤田の傍に寄ると、顎に指をかけて顔を上げさせる。藤田の瞳は涙で濡れていた。
百合子に捨てられると思ったのか、その眼は脅えの色が濃く出ている。
「謝罪はいいわ藤田。何をしていたのかを聞いているの。」
「朝、姫様にお花をと思いまして庭に出たところ、女中に話しかけられましたので、答えておりました。」
百合子の質問に藤田は不安げに答える。
―――そういえば、あの後、藤田が暫くしてから花を何本か束にして活けて持ってきていた―――
百合子は思い出した。
「そう…。何を話していたの?」
「先日、お屋敷に入ったばかりなので、色々と教えて欲しいと言われました。」
嘘はついていない。恐らく話の内容もそんなものだろう。
しかし、百合子にとってそんなことはどうでもいいのだ。
自分のものである藤田が女中と話をしていて百合子の呼んでいる声に気付かなかった事に腹が立っていた。
そして藤田に『自分』は誰のものかを分からせたかった。
「ねぇ藤田、お前は誰のもの?お前の役目は何?」
「私は、姫様のものにございます。姫様のお世話をさせていただく為に御一緒させていただいております。」
縋(すが)る様な眼差しで答える藤田に満足したのか、百合子は妖艶な笑みを浮かべて藤田の頬を伝う涙を優しく舐めとってやる。
「よくできたわ藤田。」
「姫様…。」
許してもらえたと安心したのか、藤田は安堵と恍惚の混ざった眼差しで百合子を見つめた。
「ただ…私の声に気付かなかったのはいけないわ。…お仕置きをしないといけないわね…。」
この言葉に藤田の喉仏が大きく上下した。これから言われることへの期待からなのか不安からなのか…
「ふふ…今、私の目の前で自分を慰めなさい。」
「………かしこまりました。」
少しの静寂の後、頬を羞恥で赤く染めながら藤田は了承した。
のろのろと立ち上がりズボン吊りを外してズボンを脱ぎシャツを脱ぐ。衣服を取り去った後に出てきた裸体は、まるで大理石で出来た彫刻のようだと百合子は思った。
下帯を取ると重そうな男根が天を仰いでそそり立っている。血管が浮き出た竿は太く、雁首からは既に透明の雫が零れそうなほど、ぷっくりと丸い形をつくっていた。
「お前は見られるのが好きなのね…。もう、こんなに…。」
「そんな…ひめ…さま……。」
百合子の言葉に、藤田は白い肌を一層赤く染め、目を伏せた。
「可愛い藤田…。さぁ見せて…。」
百合子も興奮してきたのか、顔を上気させて藤田を促す。
その言葉に藤田は正座をし、おずおずと自分の男根を握り、上下に動かした。
「はぁぁ、ひめ、さま…。」
手を上下に動かしながら、その視線は百合子の乳房に釘付けになっている。
百合子は微笑しながら藤田に見せ付けるように自分の乳房を揉みしだく。
ほっそりとした指に揉まれてぐにぐにと形を変える乳房は、まるで何かの生き物が蠢いているようだ。
藤田は、その様を見ながら自分が揉んでいるような錯覚に陥った。
「あぁぁっ、姫様…ひめさまぁっ…。」
限界が近いのかハァハァと獣のような息遣いで、切なそうに眉根を寄せ、手の動きを激しくさせていった。
百合子は自分を見つめながら昇り詰めていく藤田を見ていると、愛しさで愛液が溢れてくるのを感じる。股を擦り合わせると、くちゅりと水音がした。
「あぁっ、ひめさまっ、出ます、出てしまいます…っ。」
「いいわ、藤田。いっぱい出しなさい。」
乳房を捏ねまわす手を一層激しく、頬を上気させながら百合子は言った。
「姫様、姫様、ひまさまぁっ…くっ…あぁぁっ…。」
何度もうわ言のように、百合子のことだけを呼び続け、果てた。
勢いよく出た精液は豊満な両の乳房にかかり、いく筋もの白い線を描いて垂れていく。
「はぁ、はぁ、んっ…はぁ……。」
肩で息をしながら、藤田は熱っぽい潤んだ眼で百合子に許しを請うように見つめた。

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