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とにかく萌えを吐き出す為に作ったので 何も萌えが無い時は失踪するかもしれません。18歳未満閲覧禁止。

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藤田生誕祭!!

藤田誕生日おめでとう!!

目出度すぎてキャラケーキなんぞを作ってしまったよ!
ちなみにケーキは買ってきたものです。キャラチョコだけで疲れっちゃったので……。
すまぬ藤田……。
しかし、ケーキ屋のお姉さんに「ひとしくんで」とか言うのは恥ずかしかった。
「ロウソクは?」と聞かれ、まさか「38本です」とは言えず、
「い、いいえ、いいです…」と挙動不審になっちゃったよ……。

藤田のキャラケーキ


どのイラストにしようかと悩んだ結果、VFBの藤田がカッコイイということで、これに。
どどーんとナニが出ているイラストは、さすがにマズイからねぇ……。
実は、近くで見ると失敗しているんですよ、コレ……(;´Д`)写真だからこそ誤魔化せるっていうw

そういえば、今の食紅って、自然の物を使ったのがあるんですねぇ。今もあるけど赤01とかじゃないんだね。
凄いなぁ


それでは、ふじゆりのSSは続きからどうぞ~





残り香


「それでは行ってまいります」
 靴を履いた藤田が百合子の方へ向き直り、少し屈んで頬に口づける。柔らかな唇の感触と首筋を掠める髪に、百合子は少しだけくすぐったそうに首を竦めた。
「いってらっしゃい」
 藤田の首に手をまわすと、百合子も同じ様に頬に口づける。恥ずかしいのか顔を真っ赤に染めながら、菫色の眼を見つめた。
「あまり遅くならないように帰ってきますので、姫様は私が戻るまで家事などなさりませんように。わかりましたか?」
「わかってるわよ……」
 過保護過ぎる藤田の注意に、百合子は面白くなさそうに口を尖らせた。
「私は、留守の間に姫様が御怪我をされたらと思うと心配で……」
「んもうっ! 分かってるわよ! 早く行かないと遅れてしまうわ」
 これ以上の小言は聞きたくないと、百合子は藤田の身体を軽く押して急かせる。まだ何か言いたげな表情を残しつつ、藤田は出掛けて行った。
 藤田の残り香が消え、家の中が静まり返ると、急に寂しさが百合子の心に広がる。小さく溜息を吐くと、玄関の鍵を閉め、居間へと足を向けた。
 途中、目の端に映った影が藤田に見え、思わずそちらに目をやると、いつも着ている白いシャツとズボンが衣紋掛けにかかって揺れている。出掛けてしまったのだから居ないのは分かりきっていたにも拘らず、一瞬でも居るような気がしてしまうと余計に恋しくなってしまう。
 百合子は側に行くと、掛かっているシャツに顔を埋めた。藤田の匂いが鼻を掠め、それだけで心が落ち着いていく。まるで母親を恋しがる幼子の様だと、百合子は苦笑した。
 ふと、何かを思いついたように顔を上げ、シャツをまじまじと見つめると、何か楽しい事でも思いついたのか、パッと表情を明るくさせる。嬉しそうにいそいそと藤田のシャツとズボンを衣紋掛けから外し、衣服を両手に抱えると、百合子は寝室へと向かった。

 百合子は部屋に入るなり着物を脱いで藤田のシャツに袖を通す。ズボンも穿いてみたが、ズボン吊りが無いために、どうしても落ちてしまう。仕方がないと諦め、皺が付かないように畳んで部屋の隅に置いた。
「藤田の身体って大きいのね……」
 白いぶかぶかのシャツを姿見で見ながら、改めて藤田との体型の差を感じた。袖は掌一つ分以上長いし、肩もずり落ちて白い鎖骨が見えている。丈は膝上まで長く、ちらりと膝小僧が見えた。
 袖を幾重にも捲り、両手を出すと、鏡の前でくるりと身体をまわす。裾がひらりと捲れあがり、百合子は慌てて押さえた。
 裾を押さえている鏡の中の自分と眼が合う。姿勢を正すと、徐に束髪を解いた。漆黒の髪が真っ白なシャツの胸元を隠す。普段とは違う服装に、自分ではない、どこかの知らない女性のように見えて、百合子の胸が弾んだ。
「藤田に見せたら何て言うかしら?」
 呆気にとられている藤田を想像し、百合子は楽しそうに小さく笑う。ひとしきり遊んだ百合子は、そろそろ脱ごうかとボタンに手をかけた時、フッと感じる藤田の香りが鼻を掠め、抱きしめられているような錯覚に、脱ぐのが惜しくなってしまった。
(もう少しだけ……。もう少しだけ、このままでいてもいいわよね)
 寝台に寝転がると、大きな欠伸が一つ、百合子の口から洩れる。口元を隠した両手を目尻に移し、滲む涙を拭う。昨夜あまり寝ていないのと、暖かな日差しのせいで、百合子の瞼は次第に重くなっていった。


 寝台が軋む音と共に不自然に身体が沈み、百合子はハッと目を覚ました。傍らに腰かけている藤田の顔は、夕日に照らされて赤く染まっている。
「え? 藤田? やだっ、いつの間に寝ていたのかしら」
 百合子は、恥ずかしそうに慌てて身体を起こすと、きまり悪そうに頬を両手で押さえて寝台の上に正座をした。ちらりと藤田に目をやると、優しさを湛えた眼差しで百合子を見ている。
「姫様。ただいま戻りました」
 藤田の笑みに、逃げ出したい気持ちを堪えながら百合子が口を開く。
「いつから見ていたの?」
「つい今し方です。帰ってきたら姫様の姿が見えなかったので心配しました」
 頬を覆っている百合子の両手を藤田がゆっくりと外し、顔を近づける。
「なぜ私のシャツを着ているのですか?」
「それは……」
 一番触れられたくない事を訊かれて、百合子は口籠る。まさか、藤田が恋しくて着てみた、とは恥ずかしくて言えるはずもない。適当な言い訳も思いつかず、俯いて黙ってしまった。
「言いたくないのでしたら、身体に訊いてみましょうか?」
 言うが早いが、華奢な身体を押し倒し、藤田は自分の手を百合子の太腿に這わせ、そのまま臀部へと動かしていく。
「あっ、駄目っ」
 藤田の身体を押し返そうとするが、百合子の力ではビクともしない。
「姫様がいけないのですよ。私の質問に答えて下さらないのですから」
 大きな掌が、むっちりとした白い尻を撫で摩る。手に吸い付くようなしっとりとした肌の感触を楽しむように、藤田は何度も撫でまわした。
「はっ、ん……」
 声を出さないように堪えようとするが、際どい部分を何度も繰り返し刺激するので、百合子の息も荒くなっていく。
「姫様、どうして私のシャツを着ようと思ったのですか?こんなに御御足を曝け出して、はしたないですよ」
 ふと百合子の内腿に藤田の目が留まった。蚊にでも刺されたのだろうか、ぷっくりと赤く腫れている。
「いけませんね。このような格好で寝ているから蚊に刺されるのですよ」
 藤田の唇がそこに触れた瞬間、ぢゅっときつく吸い上げる。むず痒いような甘い痺れが百合子の腰を疼かせた。
「あっ……」
 思わず声を上げてしまい、恥ずかしさに手の甲を噛んだ。藤田の息が柔毛を揺らす。期待に疼く下腹部と、こんなに早い時間からいけない、という理性が頭の中で拮抗する。藤田の鼻先が肉芽に触れた瞬間、百合子は慌てて腰を引いた。
「言う!言うわ!だからそれ以上は……」
 焦った百合子の言葉に藤田が顔を上げ、じっと見つめる。熱を孕んだ藤田の視線に息を呑み、恥ずかしさに顔を逸らしながら百合子が渋々口を開いた。
「藤田の洋服が衣紋掛けに掛かっているのを見て、なんとなく着てみたくなったの。その……藤田と御揃いの格好がしてみたかったというか……」
 ためらいがちに話す百合子を藤田が急に抱きしめ、湧き上がる感情のままに何度も口を吸う。
「あぁ、貴女という人は!」
 上ずった声を出しながら、大きなごつごつとした手をシャツの裾に潜り込ませる。
「きゃあっ、シャツを着た理由を言ったじゃない! なんでまたそんなところに手を入れるのよ!」
 理由を言えば解放されると思い込んでいた百合子は、批判の声を上げた。
「理由を話したからといって、止めるつもりはありませんよ?それに『止める』などと言った覚えはありません」
 しれっとした顔で言う藤田に、百合子は驚き半分呆れ半分といった様子で口をパクパクさせている。
「姫様が愛おしすぎて自制することができないのです。申し訳ありません」
 謝罪の言葉を口にしていながら悪びれる様子もなく、藤田は嬉しそうにシャツのボタンを一つずつ外していく。吸い付いて欲しそうに硬くしこっている乳頭を舌先で弾くと、百合子の身体が魚のようにビクリと跳ねた。
「や、駄目……こんな時間から……」
「こんな時間でなければいいのですか?」
 百合子の気持ちを解っていながら焦らす藤田を、上目づかいで軽く睨む。
「……藤田のいじわる」
「申し訳ありません」
 藤田は笑みを浮かべながら、百合子の頬に唇を落とした。







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